カーテンのお打合せをさせていただく前に必ずチェックするのが “建具との干渉” です。
間取りの関係でどうしても干渉が生じてしまう場合があるのです。
例えば今回(以下の図)のように折戸と窓がぶつかる場合があります。
通常パントリー等の物入は高いところの出し入れがしやすいように高めの建具を採用します。
そのため、通常の高さにカーテンレールを設置すると折戸を開いた際、
カーテンレールにぶつかってしまうという障害が生じるのです。
ですので、カーテンを決めた後に『しまった。。』とならないように、
チェックは必ず行うにしています。
今回この干渉を避けるための方法として、
①建具を低いものに変更する
②カーテンレールを窓枠内天井付けにする
③カーテンレールを建具より高い位置に設置する
④カーテンレールを窓枠外天井付けにする
などが考えられます。
どの方法にするかは、まず最適と思う方法をご提案し、
最終的にはお客様が納得されるものを選びます。
今回の場合は、③を採用致しました!
理由として、
①は、高いところの物の出し入れがしにくくなるため
②は、カテーンを閉めた際、上左右に隙間が生じるのでそこから光漏れが生じたり、断熱効果も少し劣るため
④は、今回掃出し窓が3つ同じ面に並んでおり、1つの窓のみ上部が吹抜け天井だったため
です。
ということで、こんな感じでカーテンが付きました
結果カーテンに高さが出たことにより華やかさが増し、お客様も大変喜んでくださいました^^
このように干渉が生じてしまっても解消する方法はあります
結果マイナスをプラスにできれば、そのお家の魅力になるのではと思っています
◇◇Writing by インテリアコーディネーター 原田◇◇